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ニンニク産地が新品種「たっこ1号」開発 サイズ大きく高品質 青森県田子町が限定栽培

田子町が開発した新種ニンニク「たっこ1号」(町提供)

 ニンニクの産地として知られる青森県田子町が新品種を開発し、本格的な栽培に乗り出している。町内の生産量は農家の高齢化が影響し、減少傾向。新たな品種はサイズが大きく育てやすいのが特徴で、町は「生産回復につなげたい」と意気込む。
 新種は「たっこ1号」と命名され、昨年10月に農林水産省が正式な品種として登録した。「鱗片(りんぺん)」と呼ばれる球根の一かけらが比較的大きく、数が多いのが特徴。従来種に比べて葉が大きく栄養分を吸収するため育てやすく、質の高いニンニクになるという。
 これまでは一般的な品種を栽培していたが、田子産の価値を高めようと、地方独立行政法人「青森県産業技術センター」と共同で2010年から5年かけて開発した。既に町内の95農家に栽培を依頼しており、市場に出回るのは19年ごろを見込む。ブランドを守るため栽培は町内限定とする。
 青森県のニンニク生産量は日本一で、中でも田子町など岩手県境近くは栽培が盛んだ。ただ20年前に200ヘクタール以上だった田子町の作付面積は、約130ヘクタールまで落ち込んでいる。
 町の担当者は「品種に町の名前を冠することで、町の活性化やPRにもつながる」と期待する。


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2018年01月07日日曜日


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