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<成人式>亡き友思い被災体験語る 目標へ一歩一歩 宮城・岩沼

新成人仲間の被災体験に耳を傾ける出席者

 岩沼市の成人式は市民会館であり、新成人464人のうち約400人が出席した。全員で東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげた後で、東北学院大2年沼田翔塁(かける)さん(20)と東北福祉大2年本郷亜祐美さん(20)が被災体験を糧に精いっぱい生き抜くことを誓った。

 沿岸部の玉浦地区で被災した沼田さんは友人2人が犠牲になったことに触れ、「現実を受け入れることができない日々が続いたが、全国各地からの励ましが心の支えになった」と強調。成人式を迎えられたことに感謝し、まちに恩返ししていく決意を示した。
 本郷さんは、ライフラインが途絶して余震が続く中、家族で毛布にくるまって過ごした生活を振り返り、「将来どんな困難が立ちはだかろうと、震災を乗り越えたことを励みに、目標に向かって一歩一歩、前進しよう」と呼び掛けた。
 小中学校時代の写真のスライドショーもあり、新成人は同級生の幼顔が映るたびに歓声を上げていた。


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2018年01月08日月曜日


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