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<宮城県警>殺人、強盗、放火…重要犯罪の摘発率上昇 強制わいせつが半数以上 一線署との連携奏功

 宮城県内で発生した重要犯罪(殺人、強盗、放火、強制性交、強制わいせつ、略取誘拐・人身売買)の摘発率が上昇傾向にある。県警によると、2017年11月末時点の摘発率は暫定値で90%を超えた。重要犯罪の半数以上を強制わいせつ事件が占める中、県警本部と一線署が連携して性犯罪捜査に当たる態勢が上昇の一因とみられる。
 宮城と全国の摘発率はグラフの通り。12年に56%だった摘発率は、16年に77.5%まで上がった。全国的にも摘発率は上昇しているが、17年11月末時点では全国平均を約13ポイント上回る93.8%を記録した。
 背景には14年4月、県警本部に発足した性犯罪特別捜査隊の存在がある。発足前、性犯罪事件の捜査は基本的に一線署が単独で担ったため、「人手が足りないケースもあった」(捜査関係者)という。
 発足後は事件情報を同隊に集約。手口や発生場所などを分析して一線署と共有するとともに、初動捜査の段階で同隊から捜査員を現場に派遣。捜査態勢の強化を図った。
 17年10月に県内で初めて強制性交罪が適用された事件では、同隊と仙台南、仙台東両署の合同捜査で、同容疑など4件の性犯罪事件を摘発した。
 県警幹部は「情報共有で本部と一線署の捜査員が一体となって初動対応に当たることができ、複数の犯罪をした被疑者の摘発につなげやすい」と説明。事件の解決を重ねることで捜査員の士気も上がり、摘発率を押し上げているとの見方を示す。


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2018年01月09日火曜日


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