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奇祭「水祝儀」 新婚男性に冷水浴びせ手荒い祝福

水祝儀で四方から水を浴びせられる永山さん(左)ら

 新婚男性に冷水を浴びせ、住民の無病息災や地域の安全を願う福島県いわき市平沼ノ内地区の奇祭「水祝儀」が8日、愛宕神社であった。
 手荒い祝福を受けたのは、2016年11月に結婚した地元の会社員永山博明さん(38)ら2人。身を清めた後、砂を盛った「洗礼場」に浴衣姿で立つと、「おけ取り」と呼ばれる若者4人が水を浴びせた。
 おけ取りは井戸でくんだ水を洗礼場へふらつくそぶりで運び、見物客にも水を掛けて会場を沸かせた。2人は脚、腰、頭へと水を3回浴びせられるまでの約40分間、震えながら耐えた。
 永山さんは「若者が少ない地元に貢献できたと思う。気持ちを引き締め、家庭を守りたい」と話した。妻寿江さん(35)は2月に第1子を出産予定。「いつもよりきりっとして勇ましかった」と夫をねぎらった。
 水祝儀は400年以上続くとされる。かつて中断したときに大火が起きたと言われ、東日本大震災の津波で地区が被災した後も途切れず続けられている。


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2018年01月09日火曜日


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