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人材紹介「ヒューレックス」後継者支える「番頭」紹介 企業に管理職経験者らマッチング

ヒューレックスの新たな転職支援サービス「エクセレトス」のホームページ

 人材紹介業のヒューレックス(仙台市)は、事業承継に悩む東北の企業に40〜50代の管理職経験者らを紹介する転職支援サービス「エクセレトス」を始めた。深刻な人手不足と経営者の高齢化が進む東北で、後継者を支える幹部社員のニーズを捉えてマッチングし、事業承継を促す。
 エクセレトスは、専任のコンサルタントらが転職希望者の経験や技術、希望職種を聞き取ってデータベースに登録。提携する東北各県の地銀などから寄せられる企業の求人と突き合わせ、ふさわしい人材を探す。
 受け入れ企業には転職者が力を発揮できる環境を整えるよう助言し、入社後も定期的にフォローする。成功報酬は初年度の想定年収の35%相当額に設定した。
 東京商工リサーチの2016年の調査によると、東北の社長の平均年齢は62.1歳で全国の9地方で最高。都道府県別では岩手が2位、秋田が3位になるなど4県が10位以内に入った。
 東北で休廃業・解散した企業の経営者は16年、60代以上が84.2%を占めた。後継者不足が背景にあるとみられる。帝国データバンクの同年の調査では、東北の企業の7割が事業承継に危機感を抱いている。
 ヒューレックスには「跡取り息子を支える番頭や幹部が欲しい」との要望が多数、東北の企業から寄せられた。転職市場は35歳以下の動きが活発だが、事業承継に悩む企業が必要とする40代〜50代の転職希望者は少ないという。
 同社は両者のミスマッチを解消すべく、経営者や幹部社員に特化したサービスを考案。初年度100件の成約を目標に掲げる。
 神谷貴宏専務は「企業がなくなれば地域の人口減に拍車がかかる。事業継承は地域存続に欠かせない。(エクセレトスで)地方を元気にしたい」と意気込む。


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2018年01月11日木曜日


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