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<トップに聞く>東北食材使い差別化 モスフードサービス・中村栄輔社長

なかむら・えいすけ 中央大卒。1988年6月、モスフードサービス入社。モスフードサービス関西社長などを経て、2016年6月から社長。59歳。福岡県大木町出身。

 モスバーガーを展開するモスフードサービス(東京)の中村栄輔社長は仙台市内で河北新報社の取材に答え、各地の食材を使った商品開発を進め、他社との差別化を図る考えを示した。
(聞き手は報道部・北村早智里)

◎330軒の農家と仕入れ契約

 −1972年に創業し、昨年で45周年を迎えた。
 「米国から入ってきたハンバーガーに日本の調味料や知恵を加え、商品開発を進めた45年間だった。しょうゆを使った『てりやきバーガー』が良い例で、今でも人気を集めている」
 「業界の競争は激化している。これまでも地産地消をテーマに地域の食材を生かした商品開発をしてきたが、さらに力を入れ、他社との違いを際立たせたい」

 −東日本大震災では店舗が津波で流されるなどの被害を受けた。
 「120店が休業を余儀なくされ、3店舗が津波による被害を受けた。陸前高田店は津波で流されてしまい、代わりに2012年、大船渡市内に新店舗をオープンした」
 「当社の創業者は大船渡市出身。震災後、被災地のために何ができるか考え、復興のシンボルとなる店舗を開店したいと思った。震災前に思いをはせられるよう仮設ではなく、通常と同じ造りの店舗にした。開店初日から多くの人に来てもらい感極まる思いだった」

 −昨年12月には東北限定で「東北産豚の仙台みそ焼きバーガー」を発売した。
 「東北の加盟店オーナーから『モスで東北を元気にしたい』という声があり、企画が始まった。青森、岩手、宮城県産の豚肉と栗原市のパプリカ、仙台市の仙台味噌(みそ)醤油(しょうゆ)が造ったみそを使った。売れ行きは非常に好調だ」

 −東北での今後の戦略は。
 「地元で取れたおいしい食材を食べてほしいという思いがあり、普段から東北の約330軒の農家と契約し、レタスやトマトを仕入れている。今後も地産地消に向けた取り組みを進め、『東北産豚の仙台みそ焼きバーガー』に続く東北限定商品を検討したい」


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2018年01月12日金曜日


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