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トリチウム水海洋放出 規制委員長「決断時期」

 原子力規制委員会の更田(ふけた)豊志委員長は11日、いわき市役所で清水敏男市長と面会し、東京電力福島第1原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出について「意思決定をしなければならない時期に来ている」と述べ、国や東電が判断を急ぐ必要があるとの認識を示した。
 更田氏は海洋放出を「技術的に取り得る唯一の手段」と強調。「(処理水を)原発内に貯留し続けられるのはあと2、3年程度。一方で(海洋放出の)設備の手当てにおそらく2年以上かかる」と語った。
 海洋放出には漁業関係者ら地元の反発が強い。更田氏は「風評被害は難しい問題。市場がどう反応するのかは予測が及ばない」と話しつつ「いたずらに先送りが許されるとは思っていない」と議論を促した。
 更田氏は11日、福島県楢葉、広野、富岡の3町も訪問。12日は大熊、双葉の両町長とそれぞれ会う。昨年12月には南相馬市など7市町村長と意見交換した。


2018年01月12日金曜日


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