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<宮城農高>「残された私たちに できることはなんだろう。」震災テーマに合唱曲、21日に初演

小林さんのピアノ伴奏で練習する生徒ら

 東日本大震災で名取市沿岸部にあった旧校舎が壊滅的被害を受け、内陸部の仮設校舎で授業を続ける宮城農高の生徒が、震災をテーマにした合唱曲「夢と希望の絆(わ)」を作った。先輩から後輩へと引き継ぐ命のメッセージを集め、歌詞にまとめた。21日、市文化会館で開かれる「語りつぐ平和と希望の音楽会in名取」での初演に向け、練習に励んでいる。

 音楽会の出演者による合同練習会が8日、同会館であり、同校合唱部の生徒7人と教諭2人が参加。作曲を担当した岩沼市の作曲家小林康浩さん(49)のピアノに合わせ、震災後の多くの支援に感謝しながら、思いを込めて歌い上げた。
 歌詞制作のきっかけは、音楽会を主催する「宮城のうたごえ協議会」の呼び掛けだった。昨年8月、全校生徒にフレーズを募ったところ350以上の作品が集まり、1年岡崎夢叶(ゆうと)さんらが歌詞に仕立てた。なるべく多くの言葉を生かそうと語りも加えた。
 10月ごろ曲が完成し、合唱部は週2回練習を重ねてきた。部長の2年高橋咲野さん(16)は「『残された私たちに できることはなんだろう』というフレーズがいい。言葉を寄せてくれたみんなの気持ちを大切にして歌いたい」と話す。
 音楽会は午後1時半開演。入場料500円。連絡先はうたごえ協議会070(6616)8277。


2018年01月13日土曜日


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