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気仙沼・交流拠点の完成11月に 埋設物撤去で遅れ

完成が遅れる地域交流拠点施設の建設現場

 宮城県気仙沼市が今年3月の完成を目指し、同市南町海岸に整備していた地域交流拠点施設「南町海岸公共・公益施設(仮称)」の完成時期が約8カ月ずれ込むことが12日、明らかになった。埋設物の撤去などに時間がかかったためで、市は完成時期を11月に見直す方針を示した。東日本大震災前、市内随一のにぎわいがあった内湾地区の復興への影響が懸念される。
 同日あった市議会震災調査特別委員会で市当局が説明した。市によると、くい打ち工事で掘削した際、コンクリート片などが見つかった。建設予定地が駐車場だったため、代替駐車場を確保するのにも時間を要したという。
 市観光課は「予測できなかった事態。民間の商業施設が同時期に開業予定だったため、日程も厳しく組んでいた」と釈明した。
 施設は昨年11月着工。鉄筋一部鉄骨3階で延べ床面積約2400平方メートル。県が整備する海抜5.1メートルの防潮堤の背後地にあり、1階の大半は駐車場。2階は貸店舗でコミュニティーFM「ラヂオ気仙沼」が入り、3階に研修室などがある。
 総事業費は12億5200万円で国の復興交付金などを活用した。官民でつくるまちづくり会社「気仙沼地域開発」が建設し、運営する商業施設の1棟と連絡通路で結ぶ。
 菅原茂市長は「これ以上遅れが出ないよう、関係者としっかりと調整していきたい」と話した。


2018年01月13日土曜日


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