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モアイよ、これからも見守って チリから寄贈、南三陸新商店街へお引っ越し

取り外したモアイ像の胴体をクレーンで運ぶ作業員

 宮城県南三陸町は13日、東日本大震災の復興支援でチリ政府から贈られたモアイ像を移設するための解体作業を始めた。月末には観光客が集まる復興商店街「南三陸志津川さんさん商店街」に再び姿を現す。
 チリ・イースター島の自然石を使ったモアイ像は2013年5月、仮設のさんさん商店街に設けられた。17年3月に新たなさんさん商店街が開業したため、町は多くの人に見てもらおうと移設を決めた。
 10日に外柵を取り外す作業が始まり、13日には高さ約3メートル、重さ約4トンの像を帽子、胴体、台座に分けてクレーンで取り外した。
 1960年のチリ地震津波で被災した町には91年、友好の証しとしてモアイ像が贈られたが、震災の津波で破損し、頭部だけになった。20年度には、元のモアイ像と新たなモアイ像を海の近くに整備する広場に並べて置く予定。
 解体作業を見守った同町の語り部ガイド佐藤良夫さん(69)は「チリ津波地震と震災の風化を防ぐため、新しい場所でたくさんの人に見てほしい」と話した。


2018年01月14日日曜日


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