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<E番ノート>「終わりへの始まり」与田コーチのつぶやき 

 東北楽天の新人合同自主トレーニングが9日に始まり、10選手がプロの第一歩を踏み出した。初日、練習の様子を見つめていた与田2軍投手コーチがつぶやいた。「プロとしての始まりと同時に、終わりへの始まりでもある」
 与田コーチは1990年にドラフト1位で中日入団。契約書にはんこをつく直前、一瞬手が止まったという。「これで終わりに向かうと思った」と述懐する。星野監督(当時)の抜てきで1年目から抑えを務め、剛球右腕として最優秀救援と新人王のタイトルを獲得。だが、その後は肘や肩の故障に泣き、34歳の時に4球団目の阪神で戦力外通告を受けた。
 「自ら引き際を決められる選手より、退団を迫られて終わるほうが多い。自分もそうだった」。志半ばでユニホームを脱ぎ、球団を去った選手たちの姿が浮かんだ。
 日本野球機構によると、2016年に引退・戦力外となった選手の平均在籍年数は約8年。与田コーチの言葉には、悔いのないプロ野球人生を送ってほしいという願いも込められている。(佐々木智也)


2018年01月14日日曜日


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