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青函航路利用好調 本年度伸び率2桁キープ インバウンド増加

利用者が伸びている津軽海峡フェリー(左)と青函フェリー=青森港

 青森港(青森市)と函館港(北海道函館市)を結ぶフェリーの利用者が本年度、訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加などを背景に大幅に伸びている。料金割引やサービスの向上に力を入れる運航各社は、新手で一層の利用者増を狙う。
 東北運輸局のまとめによると、青森港発着フェリーの輸送人員は表の通り。2017年4月は前年比1.5%増の4万4122人だったが、5月は19.4%の大幅増。6月以降も10%超を維持した。運航会社の一つ津軽海峡フェリー(函館市)によると、11月以降の冬期間も堅調という。
 主な要因はインバウンド。青森空港では17年5月に中国・天津との定期便が開設され、週2便運航されている。10月にはソウル線が週5便に増便され、台湾との定期チャーター便も11月に就航した。
 「海外からの団体客に青森−北海道間を往復とも利用してもらっている」と津軽海峡フェリーは最近の状況を説明。北海道新幹線開業で料金が上がった鉄道を敬遠し、フェリーを利用する国内の旅行客もいる。
 各社ともさらなる旅客需要の拡大を目指し、乗用車の料金を10〜40%割り引くサービスを実施。津軽海峡フェリーは、新たに全船でインターネットに接続できる無線LANサービスを17年12月に始めた。
 トラック航送が主体だった「青函フェリー」を運航する共栄運輸(函館市)は、旅行業にも乗り出し「共栄船旅倶楽部」を昨年暮れに立ち上げた。函館から青森への旅行商品だけだが「今年は青森からの商品を充実させたい」(道野畑実青森支店長)と意欲的だ。


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2018年01月15日月曜日


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