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盆栽+福島=インスタ映え 吾妻連峰など借景に投稿

作業場で盆栽作りに取り組む二瓶さん

 吾妻連峰をはじめ、福島市内の自然などを借景にした盆栽の写真が海外で注目を集めている。地元の植木店経営二瓶淑夫(よしお)さん(69)は「盆栽ブームを巻き起こしたい」と、自慢の盆栽と景色が調和した画像を写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿し続ける。
 二瓶さんは盆栽歴50年。投稿した写真は約80枚に上る。背景の吾妻連峰は残雪や夜明けなど多彩。山の緑や稜線(りょうせん)、青空に盆栽が映え、これまでにない不思議な「和」の風情を醸し出している。
 現在のフォロワーは1800人余り。欧州や東南アジアなど海外が大半で「ビューティフル」「アメージング」「グレート」などのコメントが相次ぐ。
 投稿は昨年4月に始めた。盆栽の展覧会で女性客に勧められた。盆栽文化の普及で頻繁に足を運ぶベトナムの知人と「フェイスブック」で交流。写真も趣味だったため、すんなりインスタに入っていけた。
 ロケ地は天候次第。山での撮影を諦めた日は麓のイチョウ並木を背景に。「盆栽に合う風景との出合いが新鮮で楽しい」と笑う。
 背景にすることが最も多い吾妻連峰は、盆栽に利用される五葉松の有数の産地。ただ、後継者不足などで「産地衰退を実感する」。だからこそ山の美しさも伝えたいと考えている。
 投稿開始から9カ月。盆栽の育て方などを質問するフォロワーも出始めた。
 「盆栽のPRに少しでも貢献したい」と二瓶さん。東京電力福島第1原発事故からの観光復興に向け「盆栽絡みのツアーができ、国内外から福島を訪れる人が増えれば最高」と話す。


2018年01月15日月曜日


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