宮城のニュース

ロシア人窃盗団 手口が巧妙化 「防犯対策万全に」宮城県警が呼び掛け

 宮城県警がロシア人グループによる窃盗被害に注意を呼び掛けている。県警は今月までに、ロシア国籍の男2人を窃盗容疑などで3回逮捕。工場に侵入して自動車用部品などを盗み、県外で売りさばいていたとみられる。捜査関係者によると、ロシア人窃盗グループは複数ある上、日本海側が多かった被害場所も広域化している。

◎ネットで工場物色、広域な被害

 県内で確認された被害は地図と表の通り。逮捕されたのは自称自動車等買い付け業アニシキン・ヤーローサーブ(36)、サポジコブ・ビターリー(34)の両容疑者で、サポジコブ容疑者は「2人で盗んだ」と容疑を認めている。
 県警によると、2人は3カ月間、国内に滞在できる商用ビザで成田空港から日本に入国。インターネットで侵入しやすそうな工場を見つけ、実際に下見した上で盗みに入っていた。盗品は、関東地方の買い取り業者に盗んだ当日に売却していた。これまで全国17県で同様の被害が約30件確認され、被害総額は1億円に上るという。
 ロシア人による窃盗被害は、地理的な理由で新潟県など日本海側に多い傾向があるが、捜査関係者によると、近年はインターネットの影響などもあり、場所を選ばなくなっている。窃盗グループは3〜5月を「春シーズン」、10〜12月を「秋シーズン」と呼び、時期に合わせて日本に入国。特にクリスマスを控えた秋シーズンに活動が活発化するという。
 宮城県警の渡辺勝裕捜査3課次長は「グループは入りやすい工場を吟味している。防犯カメラやセンサーを設置するなど、セキュリティーを万全にすることが被害防止につながる」と話す。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2018年01月16日火曜日


先頭に戻る