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<インバウンド>案内所開設1年 体験型の仙台観光が好評

利用者への案内を練習するスタッフ

 仙台市の訪日外国人旅行者(インバウンド)向け観光案内所「仙台ツーリストインフォメーションデスク」が体験型観光プログラムに力を入れている。2016年12月のオープン以来、通常の案内業務に加え街歩きから着物の着付け体験まで多彩なプログラムを企画し、利用者の評価も高い。さらに内容を拡充してインバウンドを呼び込もうと、ガイド育成にも乗り出した。

 インフォメーションデスクは仙台市青葉区の藤崎本館1階にある。市が、中心部の8商店街からなる「市中心部商店街活性化パートナーシップ協議会」に運営を委託。2人以上のスタッフが常駐している。
 体験型観光プログラムは現在、14種類用意されている。藤崎で和装を着付けしてもらい屋上の神社で写真撮影する手軽な1時間コースや、一番町四丁目商店街の酒店での利き酒体験、市の観光PR集団「伊達武将隊」と商店街を歩くツアーなどユニークな内容。着付けなどの5種類は予約なしでも参加できる。
 観光案内も含めたインフォメーションデスクの利用者はこの1年間で約780人。宮城のインバウンドは地域別でアジアが70%前後を占めるが、利用者はアジア47.9%、欧米42.7%と均衡している。
 インフォメーションデスクは「欧米の旅行者は体験型観光を好むため比率が高くなった。彼らに注目され、プログラムも評価されている」とみている。
 体験型観光プログラムの担い手となる観光案内ボランティアの育成も始まった。昨年9月の第1回育成講座には10〜60代の約20人が参加し、仙台の歴史や商店街について学んだ。今月18日からは第2回育成講座がある。講座を修了した参加者は観光案内ボランティアとして登録される。
 スタッフの高山佳(このみ)さんは「インバウンドを増やすには観光地としての地域づくりが必要になる。地元住民が仙台の魅力を発掘し、発信したい」と強調する。


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2018年01月16日火曜日


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