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<小正月>力いっぱいの唄 豊漁祈る 南三陸町・寄木地区

浜を臨む住宅に大漁旗を運び、うたい込みを披露する子どもたち

 東日本大震災で被災した宮城県南三陸町歌津の寄木地区で100年以上続く小正月行事「ささよ」が15日、あった。地域の小中学生6人が家々を回ってうたい込みを披露し、豊漁と漁の安全を願った。
 子どもたちは寄木漁港を出発し、被災した浜や寄木地区の住民が住む防災集団移転団地の住宅計40戸を訪れた。大漁旗を担いで運び込み、それぞれの漁船の名前を入れた唄を玄関先で力いっぱい歌い上げた。
 浜に残る住宅でささよを迎え入れた民宿経営三浦千恵子さん(70)は「震災後、元の地区の家は少なくなってしまった。子どもたちの元気な唄を聞いて元気が出た」と話した。
 ささよに参加できる小中学生の男子は年々、人数が減っている。大将を務めた歌津中3年畠山楓斗さん(15)は「最後の年なので全力で歌った。後輩たちに伝統の大切さを教えてきたので、ぜひ続けていってほしい」と語った。


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2018年01月16日火曜日


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