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いわき市・小名浜の「リスポ」閉店 老朽化、半世紀の歴史に幕

閉店セレモニー後、テナント関係者らは涙ぐんで来店客を見送った

 福島県いわき市小名浜の地元商店などが集まり、半世紀近く営業を続けた商業施設「タウンモール リスポ」が15日、閉店した。建物の老朽化と店主の高齢化などが要因。同時に廃業する店もあり、買い物客らは昭和の面影の残る「名店街」との別れを惜しんだ。
 40余りの小売店や飲食店が並ぶ施設は最終日、大勢の客でにぎわった。婦人服店の常連だった主婦(52)は「店主となじみになり、助言を受けて商品を選べた。なくなるのは寂しい」と残念がった。
 施設は1969年、小名浜名店街として開業。隣にあった小名浜ショッピングセンター(97年閉店)と合わせて専門店やスーパーなど100店以上が集積し、福島県有数の商業エリアを形成した。施設は97年に改装し、リスポとなった。
 組合によると、後継者難の店が多い中、施設の耐震補強に多額の費用がかかると判明し、改修を断念した。約7割は近くの店などで事業を続ける見通し。
 施設を運営する小名浜名店街協同組合の理事長で寝具店経営の八巻義英さん(59)も近所に新店を構える。「地域住民に愛着を持ってもらっていたと改めて感じた。小名浜らしい店づくりを続ける」と感謝した。
 組合は建物を解体し、跡地を売却する。小名浜地区は「イオンモールいわき小名浜(仮称)」が今夏開業予定で、人の流れが大きく変わる見込みだ。


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2018年01月16日火曜日


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