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<ベガルタ>攻撃的戦術貫く 「3−4−3」底上げへ、素早いボール回し徹底 

ボールを使った練習で汗を流す茂木(中央)ら仙台の選手

 21年ぶりに沖縄で行うキャンプで「渡辺ベガルタ」が16日、上々のスタートを切った。本格始動の練習で取り入れたのが素早いボール回し。激しい攻守の切り替えを意識づけるメニューで、昨季の終盤に手応えをつかんだ攻撃的なスタイルを貫く意図を選手に示した。
 ピッチに描いた直径約18メートルの円の中で、選手が躍動した。攻守で4対4に分かれてボールを奪い合い、中央と両端の3人が双方にボールをつなぐ役割を担った。攻撃側は縦や逆サイドを鋭く突くパスを狙い、守備側は積極的なプレスで阻むことを徹底。狙い通りの好プレーが続き、渡辺監督は「ナイス」「グー」と大きな声で繰り返した。
 昨季から取り入れているメニュー。終盤に威力を発揮した「3−4−3」の戦術に欠かせない要素だ。「声を出したのは、プレーの何が良くて何が悪かったのか明確にしたかった」と渡辺監督。目指す方向が揺るがないことを伝えた。選手も手応えをつかんだ様子。MF椎橋は「自分の持ち味である攻守の素早い切り替えができた」。MF奥埜も「自分たちのやりたいサッカーのベースになる」とうなずく。
 練習の開始前のミーティングで渡辺監督は「球際、(攻守の)切り替え、走力の三つはどの相手にも上回ろう」と選手に要求。今季の目標に「リーグ戦5位以内、カップ戦のファイナリスト(決勝進出)」を掲げたという。「笑顔を絶やさないキャンプにできるのかな」。監督は柔和な表情で期待を寄せた。(原口靖志)


2018年01月17日水曜日


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