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子猫の一時保育に協力を 秋田県、殺処分ゼロ目指しボランティア養成

保護された生後1〜2カ月の子猫(秋田県提供)

 秋田県は、保護した子猫を一時的に預かるボランティアの養成に乗り出す。初めての養成講座を21日に秋田市で開催。動物の殺処分ゼロを目指す取り組みの一環で、県が取り組むのは全国的に珍しいという。ボランティアの活動は、2019年春に予定する県動物愛護センター(仮称)の開設を機に具体的に始まる計画だ。
 県内で保護した猫のうち、授乳が必要な子猫を生後2カ月程度までボランティアに預けて保育してもらう。その後はセンターで飼育し、譲渡先を探す。
 県が16年度に保護した猫は671匹で、約65%の436匹を生後91日未満の子猫が占める。頻繁に授乳する必要があることなどから引き合いが少なく、民間団体を通して譲渡先を探したり、県動物管理センターで保護し職員が毎日連れ帰ったりしている。
 県は16年4月に策定した第2次動物愛護管理推進計画で、25年度までに猫と犬の殺処分をなくす目標を掲げる。16年度の殺処分数は猫499匹、犬79匹。減少傾向にあるものの、犬は20年前と比べて約97%減ったのに対し、猫は約49%減にとどまっている。
 県生活衛生課の担当者は、飼い犬を常時つなぐよう義務付けた県条例が浸透し、野良犬が激減したことを理由の一つに挙げる。
 猫にはそうした義務がない。ネズミ駆除の役割もあって放し飼いにする習慣が残っている家もあり、人知れず繁殖して子猫が生まれる例も多いとみる。
 担当者は「新施設が完成後、すぐに機能するよう、動物愛護に興味を持つ人を増やしたい」と話す。
 21日の講座は午前10時から秋田市八橋南1丁目の市保健所で。同日午後1時半からは同所で動物福祉セミナーがある。いずれも参加無料で、事前申し込みが必要。連絡先は県生活衛生課018(860)1593。


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2018年01月17日水曜日


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