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<JR北海道>仙台圏からの誘客強化 函館周辺エリアをPR

北海道新幹線開業日、JR仙台駅に入った「はやぶさ95号」と出迎えた大勢のファンら=2016年3月26日

 JR北海道は、開業2年目の北海道新幹線の利用客増加を目指し、仙台圏からの誘客を強化する。目新しさが薄れ、初年度に比べて乗客数が落ち込んでいるためだ。リピーター獲得のため、観光客が集中していた函館市の次の目的地を見つけてもらおうと、周辺自治体と連携したPR活動などを展開する。
 北海道新幹線は2016年3月、新青森−新函館北斗間が開業。16年度は1日当たりの乗客が約6300人で前年同期の在来線に比べ約6割増えたが、17年度は乗客数が減少。観光シーズンの5〜10月は、前年同期比20%台のマイナスとなった。
 JR北海道仙台営業所は「仙台圏や東北の観光客の大半は函館市に向かう。2度、3度と利用してもらうには、函館以外の地域を知ってもらう必要がある」と分析する。
 五稜郭公園や函館山など観光資源が豊富な函館市に比べ、知名度で劣る周辺自治体は北海道新幹線の開業効果も乏しかった。
 北海道によると、函館市に隣接する七飯町は新日本三景にも数えられる大沼国定公園などを有するが、16年度の観光客数は前年度比4%増にとどまった。
 JR北海道が特に重視するのは、仙台圏でのさらなる顧客開拓だ。東京−新函館北斗間は最短で約4時間かかる。航空路線との競争が激しい首都圏と違って、約2時間半で結ばれる仙台は新幹線の優位性が高い。
 仙台営業所の担当者は「仙台圏の市場規模は魅力。北海道の自治体や旅行会社と連携し、需要を掘り起こしたい」と語る。
 誘客強化策の第1弾として、JR北海道と環駒ケ岳広域観光協議会(七飯町、森町、鹿部町)は20日に泉区のアリオ仙台泉で、21日にはJR仙台駅で地域の観光スポットや名産品を紹介するイベントを開催する。旅行代金が割引きされるアンケートなども行う。


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2018年01月18日木曜日


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