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木質部材「クールウッド」3時間耐火の認定取得 山形の企業開発 15階以上の採用可能

3時間耐火認定を受けたクールウッドの柱の構造イメージ(シェルター提供)

 木造建築業のシェルター(山形市)が開発、販売している木質耐火部材「クールウッド」が、3時間耐火の国土交通大臣認定を受けた。基礎となる木材に4枚の石こうボードを重ね、外側を木材で覆った多層構造で、木質部材での認定は初めて。高層建築の構造部材としての強度を備えており、耐火性能が認められたことで15階以上の建築物への採用が可能になるという。
 木造建築が火災で崩壊しないことを確かめるための認定試験は、長さ4メートル縦横48センチの柱の場合、約200トンの荷重を掛けた状態で1000度を超える炉内に3時間置いても、中心の木材に焦げ目が付かないことが条件となる。
 柱やはりに使う部材は建築基準法上、5〜14階建ての建築で2時間、15階建て以上は3時間の耐火性能が必須で、同社のクールウッドは昨年3月までに2時間耐火試験をクリア。重ねる石こうボードを1枚増やすことで、新たに3時間耐火を実現した。
 製品に必要な主な素材は木と石こうのみで、調達が容易な上に使用する現場で製造が可能。近くの木材を利用すれば運搬コストを抑えられる。鉄筋コンクリート造の場合に必要となるコンクリートが固まるまでの時間を省けるため、工期を短縮できるメリットもあるという。
 木村一義社長は「木材の新しい市場を創出し、人と環境に優しい『木造都市』を山形から発信する足掛かりにしたい」と話した。


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2018年01月18日木曜日


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