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<宮城8農協合併>いしのまき農協が協議会離脱「組合員にメリットない」

 宮城県北部の8農協が検討していた広域再編を巡り、いしのまき農協(宮城県石巻市)が合併推進協議会から離脱したことが18日、分かった。同農協は15日の推進協常任委員会で報告した。今後はいしのまき以外の7農協で協議を続ける。
 いしのまき農協は11日に臨時理事会を開催。合併の条件や新組織の事業運営体制を考慮し、「組合員に合併のメリットを発揮できない」と判断した。9、10の両日に各地域で開いた支部長、総代への説明会でも反対意見が多かったという。
 同農協は合併離脱について「他の7農協に配慮して詳しく話せない」とした上で「今後も自己改革を着実に進め、誠実、公正な事業運営に取り組む」とコメントした。
 推進協は昨年7月末、いしのまきと栗っこ(栗原市)南三陸(南三陸町)あさひな(大和町)古川(大崎市)加美よつば(色麻町)いわでやま(大崎市)みどりの(美里町)の8農協で設立。昨年12月20日の推進協の会合で合併基本構想の骨子が決定し、来年4月の新農協発足に向けて準備を進めていた。
 いしのまき農協の2015年度実績は正組合員数が1万125人、販売品販売高が112億円。
 合併が実現すれば、16年度実績でコメなどの米穀販売高は約316億円で全国1位、正組合員数6万3900人、コメを含む販売品販売高594億円はともに全国3位となり、国内有数の事業規模になる見込みだった。
 県農協中央会が15年に再編案を示して以降、合併を見送るのは仙台農協(仙台市)、みやぎ登米農協(登米市)に次いで3例目。


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2018年01月19日金曜日


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