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<女川2号機>「地震で沈下する構造」防潮堤疑問視 規制委、設計方針で議論

 原子力規制委員会は18日、東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の新規制基準への適合性審査会合を開いた。女川原発の防潮堤(海抜29メートル)の設計方針が議論となり、規制委側は地震によってやや沈下する構造を疑問視した。
 防潮堤は海抜14メートル地点に建てられた。全長800メートルのうち約680メートルは、鋼管を地盤にくい打ちして海側に遮水鋼板を取り付ける構造。全鋼管168本のうち79本は地中に取水管があることなどから、くいが岩盤層に届いていない。
 東北電は審査会合で、地場や防潮堤が変形すれば防潮堤が数十センチ沈下する可能性を説明。規制委は「審査が先行している原発で沈下する構造は例がなく、多くの技術的課題がある」と指摘し、実証実験の実施と沈下防止策の検討を求めた。
 東北電は女川原発で基準津波(最大想定の津波)を23.1メートルと定め、規制委も了承している。会合後、東北電は「防潮堤は高さに余裕を持って設計され、沈下しても十分な高さが保たれる」と述べた。


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2018年01月19日金曜日


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