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一関高専の2チーム「廃炉創造ロボコン」で優秀賞と特別賞

力強く階段を上るエンター
三ツ葉形車輪で安定した走行が特長のクローバー

 福島県楢葉町で昨年12月にあった「廃炉創造ロボコン」で、一関高専の2チームが優秀賞と特別賞に輝いた。東京電力福島第1原発の廃炉作業に役立つアイデアと技術を競う大会で、ロボットコンテストの強豪校が実力を存分に発揮した。

 事前審査を通過した全国15校16チームが、2種目から1種目を選んで挑戦。機械技術部3年の3人が製作したロボット「Enter(エンター)」は、高さ7メートル、斜度41度の階段を上って目標物をカメラで確認し、下まで降りる競技「モックアップ階段」で2位の優秀賞を獲得した。
 他校のロボットが悪戦苦闘する中、エンターは低重心の車体と、角度を調整できる無限軌道で課題をクリアした。小型無人機「ドローン」で周囲の状況を確認するアイデアも高く評価された。
 リーダーの佐々木新平さん(18)は「何でもできる一台ではなく、機能を絞って複数のロボットに分散させるシステムを表現した」と話す。
 特別賞のロボット「C−Rover(クローバー)」は、でこぼこの「ステップフィールド」に挑戦。ベビーカーの車輪をヒントに、三ツ葉形の車輪が全て駆動して平らな場所も段差も安定して走行するのが特長だ。
 リーダーの専攻科2年高橋彬さん(21)は「不整地を走るアイデアとして廃炉技術に応用されればうれしい」と語った。
 指導した未来創造工学科の藤原康宣准教授は「授業では学べないことを体験できたはず。ロボットシステム開発の力を磨いてほしい」と期待した。


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2018年01月19日金曜日


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