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<ファイト若ワシ>成長著しい長距離砲 耀飛外野手

広角に飛ばす能力が高い耀飛

◎楽天新人紹介 耀飛外野手(21)

 ドラフト2位の岩見とともに期待の和製大砲だ。「ホームランバッターへの気持ちは強い。毎年2桁を打ち、将来は楽天の4番になりたい」。まだ発展途上だが、言葉の端々にスケールの大きさを漂わせる。
 芦屋大に通いながら、提携している兵庫ブルーサンダーズに所属してプレー。学生と独立リーグの選手を兼ねる異色の環境で長距離砲の才能を開花させた。
 地道な筋力トレーニングで土台を築いた。海外のアメリカンフットボールや陸上選手のように「大きくても瞬発力がある体」を理想に掲げ、週4〜6日はジムに通って徹底的に体を鍛え上げた。
 「広背筋に力を入れてTシャツを破るのが特技」。昨秋の新入団選手会見で披露したエピソードが示すように、肉体改造が打撃の飛距離アップにつながった。1年目は会心の打球でも飛距離70メートルほどだったが、体重が100キロ近くまで増えた3年目には「こすっても左中間スタンドに入るようになった」と驚異的な成長を遂げた。
 4年目の昨季は大活躍。打率4割2分2厘、15本塁打で首位打者と本塁打王のリーグ2冠を達成した。9月のリーグ選抜と東北楽天2軍の練習試合では2試合連続で本塁打を放ち、スカウトの目に留まった。長島哲郎スカウト部長は「広角に飛ばす力がある。あとはプロの球の速さに対応できるかどうか」と期待する。
 ドラフト指名を受けた直後は、中学から女手一つで育ててくれた母を思い浮かべ、感情が涙となってあふれた。心優しきスラッガーは恩返しを胸に、プロの世界に羽ばたく。(佐々木智也)

[あきと]本名は田中耀飛。ドラフト5位。96年3月5日生まれ。大阪府出身。180センチ、96キロ。右投げ右打ち。香川・英明高−兵庫ブルーサンダーズ。背番号50。


2018年01月20日土曜日


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