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<ベガルタ・期待の新顔>(3)対人プレーで存在感 DF金正也

別メニューで調整を続けるDF金正也

 キャンプインから孤独な戦いが続く。チームの輪を離れ、走り込みなどに黙々と取り組む。
 J1G大阪でプレーした昨年9月の試合中に左太ももを裂傷して戦列を離脱した。現在は回復し、全体練習に合流するためのコンディション調整の段階に入っている。「早く復帰はしたいが、焦らずやる。しっかり治して合流できればいい」。はやる心を抑え、じっくり構えて復調に努める。
 G大阪では16年にセンターバックで28試合に出場して3得点と活躍。17年も負傷するまでレギュラーに定着していた。「もったいなかったけど、けがは仕方ない」。気持ちを切り替え、完全復活を目指す場を新天地に求めた。回復途上の状態で受けた仙台のオファーを「自分を必要としてくれていた」と意気に感じた。
 タレント集団のG大阪では対人プレーの強さで存在感を発揮。当たり負けしない体の強さと空中戦で競り勝つ高さでゴール前を固めた。プロでほぼ未経験という3バックを採用する仙台でも「まずは体を張った守備をしっかりやりたい」と貢献を誓う。
 強気のプレーを支えるのが「勝者のメンタリティー(精神)」だ。天皇杯優勝やアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場の経験で培った。「練習で全員が勝利をシビアに追求していた。言わなければいけないことを仲間に言うことで、自分もやらないといけない」
 勝利を貪欲に追い求める姿勢を仲間やサポーターに示すため、今は静かに力を蓄える。(原口靖志)

[きむ・じょんや]183センチ、74キロ。背番号39。駒大を経て2011年G大阪に加入。13年は鳥栖に期限付き移籍した。J1通算78試合出場で4得点。中学まではアイスホッケーにも打ち込んだ。ポジションは同じDFで「当たりの強さが身に付いた」。兵庫県出身。


2018年01月20日土曜日


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