福島のニュース

<南相馬市長選>あす投票 現新与野党対決の様相

 21日投開票の南相馬市長選は、ともに無所属の2陣営が競り合ったまま最終盤を迎えた。東京電力福島第1原発事故からの復興策や原発に対するスタンスなど、主張に際立った違いは少ない。全市的な争点が不在の中、国政構図を映した与野党対決の様相も呈している。

 新人門馬和夫氏(63)は保守系市議らの支援を受ける。政党の推薦は受けていないが、演説会には自民党の地元国会議員や県議が同行している。党支部役員も支持拡大に走るなど「党公認候補並み」(市議)の態勢で急速に浸透した。
 集会会場では安倍晋三首相らとのツーショット写真を掲げ「国とのパイプ」をアピールする。ただ、陣営内には「有権者の間に安倍首相への反発もある」と不安の声も出ており、政権与党との一体感演出による集票効果は未知数だ。
 3選を目指す現職桜井勝延氏(62)は個人後援会を主体に遊説に主眼を置いた選挙戦を展開してきた。応援弁士の主力は民進党系や立憲民主党の国会議員。共産党も自主支援に回っており、国政野党勢力の後押しを受ける。
 市は2016年夏、原発事故に伴う避難指示の大部分が解除された。避難区域となった小高区では、今も早期解除を推進した桜井氏への不満がくすぶる。有力な支持者の一部が離反するなど、一定の影響は避けられそうにない。
 濃淡はあるにせよ、両陣営とも「脱原発」のスタンスは同じ。子育て支援拡充といった政策も方向性は一致する。選挙戦は「全体的に盛り上がりに欠ける」(市内の建設業者)との見方もあり、投票率の行方が選挙結果を左右しそうだ。

 ◇南相馬市長選立候補者
門馬 和夫63農業    無新
桜井 勝延62市長    無現


関連ページ: 福島 政治・行政

2018年01月20日土曜日


先頭に戻る