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<全日本卓球>張本、準決勝進出 際立つ強さ止まらぬ成長

男子シングルス準々決勝 大島(左)から点を奪い、雄たけびを上げる張本

 端正な顔立ちの相手が悲劇の主人公に映ってしまうほど、14歳の強さが際立っていた。張本が男子シングルス準々決勝で大島を4−1で下して準決勝進出。史上初の中学生王者まであと2勝に迫った。
 「今までとは全然違う。いいプレーだった」。思わず自賛してしまうのも無理はない。大島が得意とするフォアハンドの打ち合いで一歩も引かず、得点を重ねる。ヤマ場と捉えていた第1ゲームを競り合って取ると、その後は張本の雄たけびが響きまくった。
 昨年末に仙台市であった世界選手権団体戦の日本代表選考会決勝で破って以来の対戦。準々決勝の前にこう言っている。
 「選考会のようなプレーができれば勝てる。緊張さえしなければいい」。単なる強気ではなく、本気だった。
 両親から譲り受けた才能だけで駆け上がってきたわけではない。日本代表男子の倉嶋監督は「(技を)教えるとすぐできる。それを試合で使い、武器にしてしまう」と舌を巻く。英才教育を受けるエリートアカデミーに入って間もなく2年。周囲が描いてきた青写真通りに成長を続けている。
 ダブルスは水谷、大島組に準決勝で敗れた。21日のシングルスは決勝で水谷と対戦する可能性がある。「この悔しさをぶつけ、最高のリベンジを果たしたい」。少しかれた声で静かに闘志を燃やした。(剣持雄治)

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 第6日は20日、東京体育館で行われ、シングルスの男子は史上最年少優勝が懸かる14歳の張本智和(エリートアカデミー、仙台市出身)、10度目の日本一を狙う水谷隼(木下グループ、青森山田高−明大出)と松平健太(木下グループ、青森山田高−早大出)、森薗政崇(明大、青森山田高出)が準決勝に進んだ。
 最終日の21日は準決勝と決勝が行われる。準決勝は男子が水谷−松平、張本−森薗で争われる。


2018年01月21日日曜日


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