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<ファイト若ワシ>チーム待望本格左腕 渡辺投手

「堂々とした投げっぷりを見てほしい」と精力的に自主トレを行う渡辺

◎楽天新人紹介 渡辺佑樹投手(22)

 「左投手が少ないということは理解している。先発でも中継ぎでも、求められる役割をしっかり務めたい」。チーム待望の本格派左腕は力を込めた。
 肩関節が柔らかく、腕の出どころが分かりづらい独特のフォームが持ち味だ。最速144キロの直球は数字以上の威力を感じさせる。チェンジアップなど打者のタイミングをずらす変化球も得意。タイプの似ているソフトバンク・和田毅投手が「小学低学年の頃から好き」で、今も手本とする。
 「普段はおとなしい性格」と照れながら語るが、マウンドに立つと人が変わる。「試合中に頼れるのは自分だけ。打者に向かっていく気持ちでは負けたくない」と闘志をむき出しにする。
 「技術よりも精神面の方が磨かれた」と振り返る横浜商大時代、佐々木正雄監督に「気持ちをもっと出せ」と言われ続けた。練習も厳しく、一日に300球以上を投げ込んだことがある。最も多い数は「つらすぎて途中で忘れてしまった」。心身を鍛え上げた結果、3年春の神奈川大学リーグで三つの完投勝利を挙げて注目される存在に。「予想外の高さ」と喜ぶドラフト4位指名を勝ち取った。
 これまで優勝に縁がなかった。小学2年で本格的に野球を始め、中学時代までに5度ほど各種大会の決勝に進んだが、いずれも涙をのんだ。「運をため込んでいるのだと思う。プロで『金メダル』を取ったら全てが報われる。自分の活躍で日本一になりたい」。栄冠に輝く瞬間を力強く見据える。(狭間優作)=随時掲載=

[わたなべ・ゆうき]ドラフト4位。95年11月8日生まれ。山梨県出身。183センチ、85キロ。左投げ左打ち。山梨・富士学苑高−横浜商大。背番号47。


2018年01月21日日曜日


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