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<ベガルタ・期待の新顔>(5完)大声出し仲間を鼓舞 GK川浪吾郎

セービングの練習をするGK川浪

 J1仙台に6人の新戦力が加わった。昨季終盤に威力を発揮した攻撃的な「3−4−3」システムの進化を担い、チームが掲げるリーグ戦5位以内、カップ戦決勝進出に向けて活躍を期す。U−23(23歳以下)アジア選手権に日本代表で出場中のDF板倉滉を除く5人を紹介する。

 大きさが頼もしい。キャンプでは長身と長い手足を生かしたシュートブロックに加え、大声を出してムードメーカーを買って出る。17日のGK陣の砂浜での体力強化トレーニング。厳しいメニューに音を上げる仲間を「ナイス、ナイス」と何度も鼓舞した。「声を出すことでもチームに貢献したい」と思いを語る。
 これまで、自分の持ち味を発揮し切れずにいた。J1柏の下部組織から2010年にトップチームへ昇格。15〜19歳以下の各年代で代表入りしたが、プロの壁は厚かった。8年間でJ1、J2のリーグ戦出場は計17試合にとどまる。J2の岐阜や徳島を経て15年に当時J1の新潟に移っても出場機会には恵まれなかった。
 試合出場を求めて環境を変え続け、学んだのがチームメートとの関わり合いの大切さだったという。「多様なタイプの選手に気持ちよくプレーしてもらうためには、掛ける言葉の一つ一つが大事」。個々の性格を知り、前向きになれる言葉を伝えるよう心を配る。
 培った経験を生かす場に選んだのが仙台。関、シュミットが双璧をなすGK陣にあえて飛び込んだ。新潟などで指導を受けた石野GKコーチの存在も頼もしく感じた。
 「追う立場として厳しい状況は分かっている。もっと下のレベルのチームなら試合に出られる可能性は広がるかもしれないが、ここなら成長できると思った」。揺るぎないビッグサイズの守護神を目指し、正GK争いに進撃する。(原口靖志)

 かわなみ・ごろう 193センチ、84キロ。背番号22。小学4年の時に体格を買われてGKを始めた。好きな選手はテア・シュテーゲン(バルセロナ)。趣味は読書とドライブで「パワースポットの滝や寺院を巡りたい」。応援のコールは「ゴロー」が希望。茨城県出身。


2018年01月22日月曜日


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