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<全日本卓球>張本 空前絶後の記録ずくめ 小学生時代から国内で敵なし

卓球の全日本選手権男子シングルスで初優勝した張本選手=2018年1月21日、東京体育館

 大人との体格差がまだまだ大きい14歳。男子では空前絶後の快挙といえるだろう。ベスト8進出で既に最年少記録だったが「最年少の『優勝』だけを目指している」と公言。決勝で憧れの水谷隼選手(青森山田高−明大出)を破り、これまで同選手が持っていた記録の17歳を一気に縮めて日本一にたどり着いた。
 歩んできた道は、記録ずくめだ。年代別では小学生時代から国内で敵なし。昨年は中学2年で世界選手権に史上最年少の日本代表として出場し、本番は水谷選手を破った勢いで史上最年少の8強入りを果たした。海外を転戦して世界の強豪と対戦するワールドツアーでも優勝を経験した。
 仙台市出身。中国の元選手だった両親がコーチとして来日していた時に生まれた。2014年に日本国籍を取得。教育熱心な母の下、塾通いをした小学生の頃、学校のテストは「大体100点。そうじゃないと悔しがった」ほどの秀才は、遠征で忙しい現在、授業に遅れがちで成績が振るわないことを嘆く。卓球台を離れても負けず嫌いだ。
 16年に中学入学と同時に上京し、寄宿制の日本オリンピック委員会(JOC)エリートアカデミーで腕を磨く。消灯前は仙台の母に毎日電話するようにと言われている。
 地元ゆかりのプロ野球楽天やお笑いコンビ「サンドウィッチマン」が好き。育った卓球クラブでは、空き時間は将棋で遊んでいたという。1歳上の藤井聡太四段は気になる存在で「連勝中は自分のことのようにうれしかった」と親しみを持つ。妹も有望な卓球選手。


2018年01月22日月曜日


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