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<全町避難>勿来の街に早く慣れて いわきの双葉町民がバスツアー

完成が近づいた災害公営住宅をバスの車内から見学する双葉町民ら=福島県いわき市勿来町酒井

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県双葉町の町民が21日、いわき市勿来町をよく知るバスツアーで、町が町外拠点に位置付ける災害公営住宅「勿来酒井団地」の整備状況などを見て回った。ご当地かるたの大会にも参加し、いわき市民と交流を深めた。
 県によると、全180戸の勿来酒井団地は3月、一戸建て住宅の一部で入居が始まる。入居予定者を含む10人がバスに乗り、県の担当者らの説明を受けながら双葉郡の診療所なども併設される団地を見学した。
 ツアーは地元の市民団体「勿来ひと・まち未来会議」が芝浦工大の学生と協力して主催。見学ツアーで団地を訪れるのは初という。
 市内の仮設住宅から一戸建てに夫婦で転居する古内光子さん(82)は「南向きで光がたくさん入っていい。広くなる家で落ち着いて暮らしたい」と期待した。
 続いて一行は勿来地区と双葉町の風物を取り入れた「勿来かるたんか」「ふたばふるさとカルタ」を楽しんだ。勿来の公共施設や商店街も巡った。
 実行委員長の芝浦工大大学院2年長島裕樹さん(24)は「双葉町の皆さんに勿来地区の魅力を知ってもらえた。新たな暮らしに早く慣れてほしい」と話した。


2018年01月22日月曜日


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