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入札ミス共有せず業者と契約 福島県発注の国道工事、既に着工

 福島県は22日、二本松市内の国道349号拡幅工事の入札で、基準価格を取り違えたため本来は落札とならない業者と契約するミスがあったと発表した。契約額は5577万円で、既に着工している。
 担当する県北建設事務所は「入札に参加した全業者に謝罪し、工事継続の了解を得た」と説明。再入札などは実施しないが、入札制度の信頼を損なうミスと言えそうだ。
 入札は昨年9月に条件付き一般競争で行い、5社が参加した。県はうち4社が一定の基準価格を下回ったとして、工事経験などを加味する総合評価方式に基づき3社で抽選を実施。2番目に低い価格を提示した同市の業者と契約した。
 実際の基準価格は約110万円低かったため5社全てが下回らず、本来は最低価格を提示した別の同市の業者が契約先となるはずだった。誤りは入札前に判明したが、共有されなかったという。今月15日の入札結果公表後、契約業者の問い合わせが契機で発覚した。
 記者会見した県北建設事務所の大谷誠二所長は「関係者や県民に多大な迷惑を掛けた」と謝罪。入札制度担当の県土木総務課は取材に「事務手続きとして大きな誤り。原因や経緯を確認した上で処分を判断したい」と説明した。


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2018年01月23日火曜日


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