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<福島第1>1号機建屋のがれき撤去開始

クレーンでつり上げられたがれきの吸引装置(東京電力提供)

 東京電力は22日、福島第1原発1号機の原子炉建屋で、がれき撤去を始めた。大型クレーンでつり上げた吸引装置を遠隔操作で動かし、コンクリート片を回収した。建屋に残る392体の使用済み核燃料取り出しに向け、2021年度末までの作業完了を目指す。
 1号機は水素爆発で建屋上部が崩落。燃料プールがある作業床を覆うように約1570トンのがれきが残っている。吸引装置は最大30キロの塊を吸い込める。大型のがれきは破砕機で細かくした後に除去し、鉄骨などは切断してからクレーンで搬出する。
 3号機のがれき撤去では13年8月、粉じんの飛散で作業員が被ばくするトラブルが発生。東電は放射性物質の拡散を防ぐ薬剤をまきながら慎重に作業する。
 がれき撤去後、国や東電は燃料の取り出しを23年度に始めたい考え。ただ、1号機は原子炉格納容器真上のコンクリート製の3重ふたが大きくずれていることも判明しており、計画通りに進むかは不透明だ。
 水素爆発した1、3、4号機のうち、4号機は使用済み燃料の搬出が14年12月に終了し、3号機は18年度中頃の撤去開始を予定する。


2018年01月23日火曜日


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