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<福島第1>2号機、底部全体に堆積物 格納容器内調査動画を公開

格納容器底部の映像。構造物が堆積物に埋まっているように見える(国際廃炉研究開発機構提供)

 東京電力は22日、福島第1原発2号機で19日に実施した原子炉格納容器の内部調査の撮影動画を公開した。格納容器底部の全体に堆積物が広がり、冷却水が雨のように降り落ちる状況が見て取れた。堆積物全てが溶融燃料(燃料デブリ)によるものかどうかは判断を避けた。
 映像では、床面の中央部や圧力容器を支える台座の内壁に溶融物が付着したり降り積もったりしていた。冷却水の水面は確認できず、堆積物の間に水たまりが見えた。制御棒駆動装置など炉内の構造物は比較的、損傷が少ないことも分かった。
 19日の調査はカメラや線量計を搭載したパイプを格納容器の貫通部から挿入。作業用足場の崩落箇所から調査装置をつり下ろして格納容器底部を撮影した。
 原子炉圧力容器を支える台座の底では小石状の物体が見つかり、東電は「溶融燃料と思って間違いない」と判断している。
 東電は約8時間の画像を約3分半にまとめたものを公表した。東電は撮影した動画の鮮明化などを行い、線量計や温度計の測定値の分析を進める。
 炉心溶融(メルトダウン)した1〜3号機の格納容器内部の調査を巡っては、昨年7月に行った3号機の調査で、格納容器底部に溶融燃料とみられる塊や炉内構造物が散乱している状況を確認している。


2018年01月23日火曜日


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