宮城のニュース

イチゴ新品種「にこにこベリー」初披露 11月から親株販売

県が20年からの本格生産を目指す新品種「にこにこベリー」

 県は23日、イチゴの生産振興を図るフォーラムを名取市の県農業・園芸総合研究所で開き、同研究所が育成した新品種「にこにこベリー」を披露した。2020年産からの本格生産を目指し、今年11月に親株(約6000株)の一般向け販売を始める。
 にこにこベリーは、県産主力品種「もういっこ」と「とちおとめ」を掛け合わせて誕生した。果皮や果肉は鮮やかな赤色で、果実の形がそろい、香りの良いのが特長。収量が多く、輸送性にも優れる。品種、商標登録を既に申請し、審査が進められている。
 県は園芸特産振興戦略プラン(16年3月策定)で、20年のイチゴ生産面積124ヘクタール(13年比42ヘクタール増)、産出額50億円(27億円増)を目標に掲げる。にこにこベリーは、作付面積の40%を占める「とちおとめ」に代わる新品種として普及を図り、生産や販路拡大に取り組む方針だ。
 フォーラムには生産者や農協関係者ら約130人が参加し、栽培試験を見学するなどした。にこにこベリーを試食すると「果実が大きく、甘い」などの声が上がった。
 東日本大震災で県内のイチゴ生産基盤は大きな被害を受けた。15年の作付面積は121ヘクタールで、震災前の約70%にとどまる。県農産園芸環境課の担当者は「新品種の栽培技術や販売体制の確立に取り組み、全国に誇れる産地として復興させたい」と話した。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2018年01月24日水曜日


先頭に戻る