宮城のニュース

<ベガルタ>菅井飽くなき向上心 16年目、センターバックに本格挑戦

海邦銀行との練習試合でセンターバックを務めた菅井(左)=沖縄県糸満市西崎運動公園陸上競技場

 J1仙台の沖縄キャンプで、MF菅井直樹がセンターバックに本格的に挑戦している。22日の九州リーグ海邦銀行(沖縄)との練習試合で3バックの一角に入り、攻守に貢献。在籍16年目を迎える経験豊富な33歳は「常にチャレンジしていきたい」と向上心を忘れない。

 30分を3回行った練習試合の1回目。菅井は3バックの右に入り、最終ラインを固めた。持ち前の球際の強さを発揮したボール奪取に加え、敵陣に攻め上がって攻撃の起点にもなった。「自分なりにできることを確認した。まだ足りないことは多い」と自己評価は控えめだが、献身的な働きで渡辺監督を「さすがだと思った」とうならせた。
 定位置は右サイド。長年、豊富な運動量で縦横無尽に走り回ったが、近年はけがもあって出番が減り、昨季は2010年のJ1昇格以降で最も少ないリーグ戦14試合出場にとどまった。センターバックに入ったのは昨季も11月の大宮戦など数少ないが「与えられた仕事なので、しっかり準備して取り組むだけ」とクールに語る。
 渡辺監督は「昨年からセンターバックで使うことを話し、本人も『やる』と言ってくれた。前向きに取り組んでいる」と明かす。積極的に攻撃に絡むプレースタイルに「『(攻撃に)いっていい』と話はしている。人を変えることで変化をつけるのも狙いの一つ」と期待を寄せる。
 新たな挑戦に臨む心の支えは、共に第一線に立つ友の存在。スピードスケート日本代表で平昌五輪に出場する加藤条治(博慈会)は山形中央高の同級生。所属先を移してまで現役を続け、4度目の五輪出場を決めた姿に「本当にストイック」と尊敬の念を抱く。
 先日は無料通信アプリ「LINE(ライン)」で「頑張ってくれ」とエールを交換したという。「お互い、この年齢までやっているが、条治はさらに頑張っている。いい刺激になっている」。世界で戦う姿を励みにプロとして輝き続ける。(原口靖志)


2018年01月24日水曜日


先頭に戻る