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世界共通教育プログラム「国際バカロレア」を仙台二華高に導入 21年度スタート 東北公立校では初

 宮城県教委が、グローバルな人材を育成する世界共通の教育プログラム「国際バカロレア」(IB)を県立中高一貫校の仙台二華高(仙台市若林区)に導入する方針を固めたことが24日、分かった。2021年度のスタートを目指し、18年度一般会計当初予算案に関連費約2350万円を盛り込む。東北の公立校では初の試みとなる。
 導入を目指すのは、16〜19歳を対象とした「ディプロマ・プログラム」(DP)で、2年生が対象のコース(定員25人)を同校に新設する予定。生徒は原則、英語で指導を受け、調査研究や討論などを通じ、主体的に知識を活用する能力を身に付けさせる。
 認定取得には約2年の準備期間が必要になる。18年度は認定機関の国際バカロレア機構などとの連絡窓口を担う教員が、国内外での研修に取り組む。教員養成や施設整備、機構によるカリキュラムの確認などを経て、認定される見通しだ。
 17年5月現在、国内でDPの認定を受けているのは32校で、東北は仙台育英高(宮城野区)のみ。私立高校とインターナショナルスクールが中心で、国公立校は3校にとどまる。文部科学省は20年までに、IB認定校を200校以上に増やす目標を掲げている。
 村井嘉浩知事は昨年の県議会9月定例会の代表質問で、「国際的な視野を持つ人材の育成が求められている」と述べ、県立高へのIB導入を目指す意向を表明。10月の知事選で示した公約にも盛り込んだ。


[国際バカロレア]国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する教育プログラムで、1968年に始まった。高校が対象のディプロマ・プログラム(DP)は外国語や理科、数学など所定のカリキュラムを2年間履修し、試験に合格すると、世界の主要大学約2000校の入学や受験資格が得られる。


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2018年01月25日木曜日


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