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無火災願い 見っさいな 岩手・住田で奇習「水しぎ」

歌い踊りながら家々を回り、火の用心を呼び掛けた「水しぎ」

 岩手県住田町世田米地区で24日、地域の無火災を祈る奇習「水しぎ」があった。おしろいを塗り、ぼろ着姿の若者たちが約350戸をにぎやかに回った。
 地元青年団メンバーら約40人が思い思いの格好で「見っさいな、見っさいな」で始まる数え歌を歌いながら、一斗缶を激しく打ち鳴らし、火の用心を呼び掛けた。
 町出身で初めて参加した盛岡市の岩手大1年熊谷天翔(たかと)さん(19)は「地域行事をなくさないようできるだけ参加したい」と話した。
 水しぎは江戸時代、宿場町だった同地区で、物乞いが鍋や釜をたたいて火事を知らせ、大火を防いだのが始まりとされる。「水注ぎ」か「水祝儀」が語源と言われる。出稼ぎなどで一時途絶えたが、1970年代に復活した。


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2018年01月25日木曜日


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