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幕末の曲芸師 空想劇に 福島出身高野広八の思い描く

「幕末アリス」のポスター

 福島市出身の曲芸師高野広八(ひろはち)(1822〜1890年)を主人公にした創作劇「幕末アリス」が2月4日、市内で上演される。アリスのいる「不思議の国」に高野が迷い込む空想の物語。主催のアマチュア劇団「劇団120○EN」は「波瀾(はらん)に満ちた高野の人生を、楽しみながら知ってほしい」とPRする。

 高野は日本式のサーカス団「帝国日本芸人一座」を率い、現在のパスポートに当たる「御印章」を江戸幕府から初めて取得。1866年から3年間、欧米6カ国を巡業で回った。
 創作劇は、高野が実際に余生を過ごした故郷で、2本足で走るウサギを追い掛けて不思議の国にたどり着く設定。アリスらと出会って女王陛下を倒す革命に巻き込まれていく。上演は2時間。
 脚本・演出の清野和也代表(27)は「海外巡業中に明治維新が起き、高野は時代の変わり目に立ち会えなかった。自分の立ち位置を見つめ直した高野の思いが物語の鍵を握る」と話す。
 劇団は東日本大震災発生直後の2011年4月に発足した。福島の歴史や民話を演劇の題材にしており、今回が24作目。
 福島テルサで午後2時から。全席自由で一般1500円、学生500円、高校生以下120円(120席限定)。劇団のウェブサイトで予約できる。連絡先は清野代表080(1849)4401。


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2018年01月25日木曜日


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