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<トップに聞く>地方活性化支援に力 アイベックスエアラインズ・浅井孝男社長

浅井孝男(あさい・たかお)電気通信大短大部卒。1974年日本デジタル研究所入社。企画本部長、総務本部長などを経て、2016年1月からアイベックス社長。69歳。新潟県魚沼市出身。

 仙台空港を拠点とするアイベックスエアラインズ(東京)の浅井孝男社長は仙台市内で河北新報社の取材に応じた。同社は25日、宮城県と包括連携協定を締結。観光振興など地方活性化の支援や空港の拠点性向上に意欲を示した。(聞き手は報道部・加藤健太郎)

◎自治体と連携 都市間結ぶ

 −事業環境の現状と先行きをどうみているか。
 「人口減が進む中で人口移動がクローズアップされている。企業も人も東京に集中して地方は疲弊しつつあるが、全てが東京や大阪に向かうわけではない。陸路で行きにくい地方の中核都市をしっかりと結ぶ。ニーズは確実にある」

 −地方との連携に力を入れる狙いとは。
 「企業の持続的成長には社会から必要とされることが絶対条件。地方都市間をつなぐ航空会社として活性化策に取り組む。自治体や経済団体、企業などを巻き込みながらさまざまなアイデアを出し合いたい。ビジネスにも良い影響が生まれる。まずは宮城からだ」

 −協定締結は初となる。
 「県の観光キャラクターを描いた機体が全国を回れば興味を引くはずだ。空飛ぶ情報媒体として文化、観光、東日本大震災からの復興状況なども発信する。機内では県産の飲み物を出したい。商品開発など起業の面白さを提供するような場もつくりたい」

 −就航先との都市間連携をどう考えるか。
 「例えば欧米系の旅行者が多い広島で東北の魅力を伝え、足を運んでもらえるような仕掛けもできる。宮城とはカキ生産が盛んな共通点もあり、都市の関係性が生まれる。地方都市間を結ぶわれわれにしかできないアプローチだ」

 −地元に密着した企業活動への期待は大きい。
 「社員300人中70人程度、客室乗務員70人中40人が東北出身者だ。社員200人が仙台近辺に住んでおり、実質は仙台、宮城の企業だと思っている。札幌(新千歳)線を復活させ、福岡線を増やし、拠点として仙台空港の力を高めたい」


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2018年01月26日金曜日


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