宮城のニュース

児童避難 主体性育む 防災キャンプ事例発表

防災キャンプの意義を説く岩沼市教委の担当者

 子どもたちに災害時に必要な知識を習得させる防災キャンプの成果を共有するフォーラム(宮城県教委主催)が18日、岩沼市民会館であり、本年度のキャンプが行われた岩沼、栗原、女川の3市町の担当者が防災力を高めた事例を発表した。
 県内の教育、防災関係者ら約160人が参加した。岩沼市の担当者は昨年7月22、23日に沿岸部の玉浦小で児童が避難生活体験型のキャンプを実施したことを報告。段ボールを使って避難所の仕切りを作ったり、夜間に避難訓練をしたりしたことを説明した。
 岩沼での防災キャンプは県教委事業となる前から行われている。主催した玉浦地区子ども会育成会の小林達夫会長は、東日本大震災で避難行動を取らずに犠牲になった市民がいたとし、「避難指示が出たら、とにかく逃げようと子どもに伝えたかった」とキャンプ開催の動機を語った。
 防災キャンプは県教委が2012年度から始めた。被災体験のない児童・生徒が増える中、有事に主体的に対応できる子どもを育むことを目的としている。


2018年01月26日金曜日


先頭に戻る