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神戸に響け感謝の歌声 宮城県合唱連盟有志、復興コンサート出演

本番に向けて練習する宮城県の合唱関係者=仙台市若林区の中央市民センター

 神戸市で28日に開かれる震災復興支援コンサート「PRAY FROM KOBE」(兵庫県合唱連盟主催)に、宮城県合唱連盟の有志24人が出演する。披露するのは両県の音楽交流を象徴する「つぼみをみあげて」など9曲。東日本大震災後から続く兵庫県連盟の支援に、合唱を通じて感謝の気持ちを伝える。
 「PRAY−」は東日本大震災翌年の2012年に始まり、宮城の合唱関係者が毎年招待されてステージに立っている。昨年は多賀城市で開かれた宮城県合唱祭に阪神大震災で被災した兵庫側の有志合唱団が参加するなど、共に大震災を経験した合唱団として交流を深めてきた。
 仙台市若林区の中央市民センターで20日にあった練習会には20〜70代の男女18人が参加した。宮城県合唱連盟の今井邦男理事長(75)が指揮し、演奏のピッチや表現の最終確認をした。
 今井理事長は「一人一人が歌に込めた思いをまとめ、音楽が持つ力を引き出したい」と意気込む。
 「つぼみをみあげて」は宮城県連盟が福島市の詩人和合亮一さんに作詞を、兵庫県西宮市出身のなかにしあかね宮城学院女子大教授に作曲を委嘱。力強く歩む若者の姿を明るく前向きなメロディーで表現した。昨年完成し、両県の有志合唱団が宮城県合唱祭で初演した思い出の曲でもある。
 本番では兵庫側の合唱関係者数百人と共に歌声を響かせる。宮城県連盟の早川幹雄副理事長(43)は「震災を風化させないという思いが込められたコンサートだと聞いている。兵庫の皆さんの息の長い支援に感謝し、未来に向かって進む私たちの姿を届けたい」と話す。


2018年01月26日金曜日


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