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<ベガルタ>震災後宮城に派遣 糸満市職員の玉城さんがキャンプ中のチーム応援「不思議な縁。選手に再び会えるとは」

渡辺監督(左)と握手を交わし、キャンプ中のチームを激励する玉城さん

 サッカーJ1仙台がキャンプを行っている沖縄県糸満市で、同市職員の玉城(たましろ)達也さん(36)が並々ならぬ熱い思いでチームにエールを送っている。総務課副主査の玉城さんは2013年から2年間、東日本大震災の応援職員として宮城県塩釜市に派遣され、復興支援に当たった。再びつながった東北と南国の縁。糸満で技を磨き、今季の活躍で被災地に元気を届けてほしいと願っている。

 糸満市出身の玉城さんは、妻菜奈さん(36)が宮城県涌谷町出身といった巡り合わせがきっかけで応援職員に志願。塩釜市の定住促進課に配属され、完成した災害公営住宅の入居受け付けなどを担った。
 「入居が決まった方が喜ぶ姿を見て『頑張ったかいがあった』とうれしかった」。休日には仙台の本拠地、ユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)で試合観戦を楽しんだ。「冬の寒さはつらかったが、地元の方々がすごくよくしてくれ、2年間エンジョイできた」と振り返る。
 現在は防災係を担当。被災地での経験を生かし、沿岸部のビルを津波避難施設に指定したり、避難勧告のマニュアルを策定したりする業務を担当する。仕事に打ち込む中、仙台が15〜29日の第1次キャンプで初めて地元に来ることを知った。
 チームの戦績を新聞などで常にチェックしていたという玉城さんは「不思議な縁を感じた。東北で見た選手たちに再び会えるとは思わなかった」。19日には練習会場の西崎運動公園陸上競技場を訪れ、渡辺晋監督と激励の握手を交わした。
 「温暖でおいしい食べ物がたくさんある糸満で力を付け、試合で存分にパフォーマンスを発揮してほしい。今後も毎年キャンプに来てもらいたいし、できればユアスタ仙台でまた応援したい」と玉城さん。渡辺監督は「遠い南国から応援してくれる人がいるのは力になる」と感謝した。


2018年01月26日金曜日


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