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<るんびにい美術館>障害者アート新たな形で レイアウトを作家に任せ企画展

展示レイアウトを担当した八重樫さん(左)と佐々木さん

 障害者の芸術作品を紹介する花巻市の「るんびにい美術館」で、展示レイアウトを知的障害のある作家に任せた企画展が開かれている。全国でも珍しい試みで、美術館は「障害者アートの新たな形を発信したい」と意気込む。
 レイアウトを担当したのは、知的障害とダウン症がある八重樫季良さん(61)と佐々木早苗さん(54)=ともに花巻市=。館内のアトリエで制作に励む作家8人の約80点を配置した。カラフルな円を並べたデザイン画や数種類の糸を織り込んだ立体作品が並ぶ。
 八重樫さんは作品間のスペースを広く確保し、壁面の隅や上部に配置した。対照的に佐々木さんは所狭しと作品を飾り、あえて傾けて展示した。
 美術館アートディレクターの板垣崇志さん(46)は「これまでは美術館の意向が強く働き、作家の真意と異なった展示になっていたのではないだろうか」と企画展の意図を説明。「常識に縛られない自由を感じ取ってほしい」と話す。4月17日まで。入場無料。水曜と第4火曜は休館。連絡先はるんびにい美術館0198(22)5057。


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2018年01月26日金曜日


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