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旧県立美術館活用策に疑問 秋田市議会 整備目的分かりにくい

秋田市が活用を検討する旧県立美術館

 秋田市議会は25日、総務委員会を開き、2013年に閉館した旧秋田県立美術館(秋田市千秋明徳町)の活用策を協議した。委員からは周辺施設との差別化や整備目的などに関し、疑問の声が相次いだ。

 市によると、旧美術館を「中心市街地のまちづくりとにぎわい創出を実現する拠点」と位置付け、県内外の造形作家や舞踏家、市民らの創作活動の場などとして活用する。発表や楽屋などに利用できる「スタジオ」などを設ける方針で、市議会2月定例会に提出する新年度当初予算案に工事費を計上したい考え。整備費は8億5000万円を見込む。
 旧美術館の近くには「にぎわい交流館AU(あう)」や複合施設「アトリオン」などがあるほか、秋田県と連携した新文化施設の整備も進む。委員からは「他の施設とのすみ分けはどうするのか」「何のために整備するのかが分からない」などの意見が出された。
 委員の一人は取材に「施設を改修して活用すれば、維持管理費が付いて回る。財政が厳しいのに目的が不明確な施設を改修する必要性が見えない」と話した。
 旧美術館は1967年に開館。市街地再開発の一環で移転新築された県立美術館の開館に伴い、閉館した。県は取り壊す意向だったが、市民団体から保存の要望を受け、市が2015年に引き受ける方針を発表した。


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2018年01月26日金曜日


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