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山形の老舗料亭「嘯月」3月末で閉店 後継者不足、業界先細りが背景

3月末で閉店することになった嘯月

 山形市の老舗料亭「嘯月(しょうげつ)」が今年3月末で閉店することが25日、分かった。東北の主要都市で料亭が姿を消す中、山形市内では老舗数店が営業を続け、仙台圏からの集客にも努めていたが、経営環境の厳しさが浮き彫りになった。

 嘯月は1895(明治28)年創業。1965年に米国のエドウィン・ライシャワー駐日大使が来店するなど、格式ある料亭として知られてきた。
 2003年に全面改装して営業を続けてきたが、後継者の不在と業界全体の先細りを背景に閉店を判断したとみられる。併設の小料理店「うけ月」も3月末で店を閉める。
 嘯月は25日にホームページを更新し、「長年にわたるご愛顧に心から感謝申し上げます」との文章を掲載した。
 山形市内ではバブル経済崩壊後、老舗料亭6店が「六曜会」を組織し、芸舞子の育成など料亭文化の継承に努めてきた。しかし16年6月に同じく明治創業の「のゝ村」が閉店し、加盟店は嘯月を含め5軒になっていた。
 加盟店の一つ「千歳館」の当主、沢渡和郎さん(75)は「100年来の仲で残念としか言いようがない」と閉店を惜しんだ。


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2018年01月26日金曜日


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