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<宮城県警>17年のストーカー事案901件 「うろつき」「SNS悪用」計3件摘発

 宮城県警は2017年1月に施行された改正ストーカー規制法の運用状況をまとめた。法改正後の1年間に扱ったストーカー事案は前年比11件増の901件。同法に基づく摘発は同5件減の15件で、うち新たに規制対象となった行為の摘発は3件だった。
 改正で「みだりにうろつく」「会員制交流サイト(SNS)の書き込み・メッセージの連続送信」が規制対象行為に加わった。県警は17年1月、女性の勤務先周辺を車でうろついたとして、全国で初めて「うろつき行為」の適用で男を逮捕した(起訴猶予)。SNSなどの悪用でも2件摘発した。
 禁止命令は23件(16件増)で、うち警告を経なくても命令できる「緊急禁止命令」(17年6月14日施行)は7件。このほか警告80件(1件減)、被害者援助192件(1件減)、口頭指導405件(12件増)などだった。
 県警によると、禁止命令の増加は命令までの決済時間の短縮化や、加害者の聞き取り調査が省略されたことなどが要因という。一方、摘発数の減少は法改正による規制強化や命令手続きの迅速化で抑止効果が生じたためとみている。
 法改正後、県警はストーカー行為の広域化を想定した他県警との情報共有や対処訓練などを実施。17年7月以降は県警本部の総合当直に常時、担当の県民安全対策課員を配置するなどの対策も講じた。
 取扱件数の約6割が当直時間帯(平日は午後5時45分〜翌日午前9時)に発生しているため、県警は当直課員の増強や24時間態勢に向けた三交代制勤務の導入を検討する。


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2018年01月27日土曜日


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