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東北の倒産323件、負債661億円 17年、平成以降最少

 東京商工リサーチ東北支社がまとめた2017年の東北の企業倒産状況(負債額1000万円以上)によると、件数は前年比7.2%減の323件だった。15年の320件などに次いで、1967年の統計開始以来、3番目に少なかった。
 過去10年間の件数と負債総額の推移はグラフの通り。12年以降は300件台の小康状態が続く。17年の負債総額は9.9%減の661億5100万円。負債額1億円未満が65%を占め、平成以降で最少となった。
 県別の状況は表の通り。青森、秋田、山形は件数、負債総額ともに減少。岩手、福島は増加した。
 産業別は建設業と製造業が各66件で最も多く、小売業62件、サービス業他61件が続いた。10業種のうち建設や卸売りなど6業種で減少した一方、製造や小売りなど3業種は増加した。
 原因別は販売不振が172件、赤字累積75件、放漫経営26件などの順。東日本大震災関連の倒産は前年より4件減って30件だった。
 負債額別で見ると、1000万円以上5000万円未満は144件、5000万円以上1億円未満が67件。10億円超の大型倒産は前年比4件減の9件だった。
 負債額の最高は印刷業のトキワ印刷(須賀川市)の約95億円。30億円超は土木業の日商(仙台市、約38億円)や、さくら野百貨店仙台店経営のエマルシェ(同、約31億円)があった。
 東北支社は「震災特需や補助金の効果は薄れてきている。今後、倒産が増加に転じる可能性がある」と指摘した。


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2018年01月27日土曜日


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