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閖上の記憶伝え続けたい 震災資料館、移転で恒久施設購入へ CFで費用調達

現在の閖上の記憶。移転して新施設で再出発する

 東日本大震災で被災した名取市閖上東地区の土地区画整理事業に伴い、津波復興祈念資料館「閖上の記憶」が移転することになり、運営する認定NPO法人「地球のステージ」は恒久施設を購入することにした。2月1日から、インターネットを活用したクラウドファンディング(CF)で費用の一部を募る。

 閖上の記憶は現在、ゆりあげ港朝市西側の一角にあり、地球のステージがプレハブ施設を月12万円で借りて運営している。レンタル料を削減して今後も息長く命の尊さを伝え続けるため、新しいプレハブ施設を買うことにした。
 現在地は産業用地造成などのための土地区画整理事業地内にあり、閖上の記憶は4月末以降に朝市南側に移転する。その場所も1年ほどで立ち退く必要があり、動きやすさを考慮してプレハブ施設のままにすることにした。
 費用は設備工事費を含めて500万円と見込まれており、半額をCFで賄う。寄付者は「応援館長」として新しい施設に名前が刻まれるほか、閖上地区を震災直後から現在まで定点観測した写真集を新たに作って贈る。出資の受け付けは3月31日午後11時まで。
 閖上の記憶は2012年4月、震災で犠牲になった閖上中生の慰霊碑を守る社務所として開所した。地球のステージは「地元の方が立ち寄り、遺族が会合できる場所があることが重要。今後も命の大切さを伝えていきたいので、協力してほしい」と呼び掛ける。
 申し込みは2月1日からCFサイト「レディーフォー」へ。


2018年01月29日月曜日


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